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「リリーのすべて」

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夫が女性になっていく・・・そのとき妻は?

監督:トム・フーパー
配給:東宝東和
公開:3月18日、 TOHOシネマズ他にて全国ロードショー、R15+
公式Twitterサイト:https://twitter.com/lili_movie

【ストーリー】
コペンハーゲンに住むヴェイナー夫妻は画家同士。内気なアイナー(エディ・レッドメイン)は風景画家として新進気鋭、社交的な妻ゲルダ(アリシア・ヴィキャンデル)は人物画を得意としていた。ある日絵のモデルが来られなくなって困ったゲルダは、体つきが華奢な夫に、脚だけモデルになってと代役を頼む。ストッキングに脚を通し、ドレスを胸にあてた瞬間、アイナーの全身に衝撃が走った。内なる「リリー」が動き始めたのだ。

【みどころ】
今から80年以上前、まだ安全性の確立しない性別適合手術を世界で初めて受けたリリー・エルベの実話に基づく物語だ。同性愛への偏見も強くトランスジェンダーやLGBTQなどの言葉もない時代。自らも世間体に縛られ性別違和の現実に打ち震えつつも、やがて自分らしく生きたいと走り出すリリーを、レッドメインがうつむき加減の面差しや繊細な眼の動きで好演する。苦悩するのは本人だけだはない。「夫」が男でなくなる妻の衝撃はいかばかりか。しかしゲルダは「リリー」の存在を認め、姉妹のように寄り添い支える。寄り添いながらも「わが夫アイナー」が消えていく寂しさを振り払えない辛さ。人間として人間を愛するとは? ゲルダの愛の形に感服する。

【初出・Wife374号 2016年2月 文/仲野マリ】

 

「1001グラム ハカリしれない愛のこと」

「シチズンフォー」

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